ゴルフをこれから本格的に始めるために練習したいという場合には、まずゴルフクラブを購入することになります。ゴルフ場でプレーする時には14本までクラブを持ち込めますが、実際に初心者が練習する場合、はじめはそこまで揃える必要はないといえるでしょう。
しかし、どのクラブを購入して、どう練習するべきかわからない、と感じる人がほとんどなのではないでしょうか。中には「好きなクラブで練習すべき」という人もいますが、ゴルフ初心者の場合、どのクラブが良いのかわからない場合が多いため、この記事では初心者の練習におすすめのクラブと練習方法についてご紹介します。
初心者が練習のためにクラブを購入する場合には、「ドライバー」「7番アイアン」「ウェッジ」の3種類を用意して、集中して練習することがおすすめです。ゴルフをはじめたころはさまざまなクラブに手を出したくなりがちですが、「このクラブなら自信を持って打てる」というクラブを作った方が上達が早くなります。
また、この3種類のクラブは比較的コースに出た時に使う頻度が高いとされています。そのためまずはこの3種類を揃えて練習を開始しましょう。
ドライバーは第1打目のティーショットを打つためのクラブです。1打目に使用することから「1番ウッド」とも呼ばれています。
ヘッドが金属製(チタンやステンレス)でできているクラブの総称です。長さと飛距離によって番号が割り振られています。一般的には1〜3番アイアンを「ロングアイアン」、4〜6番アイアンを「ミドルアイアン」、7〜9番を「ショートアイアン」、さらに次の項目で説明する「ウェッジ」の4種類に分けられています。
アプローチなどの短い距離を打つ際に用いられるクラブです。このウェッジはアイアンの1種で、アプローチなどに使用する「ピッチングウェッジ」「アプローチウェッジ」、またバンカーなどに使用する「サンドウェッジ」に分けられます。
また、「3種類でも多い」と感じる場合には、「7番アイアン」をまず購入して練習をはじめると良いでしょう。その理由は、7番アイアンの難易度は全てのクラブの中でちょうど真ん中程度に位置しているため。
この7番アイアンでヘッドをボールに当てる、クラブの性能通りの弾道で打つという練習は、初心者にとってちょうど良い難易度といえます。そのためこのクラブでしっかりと飛ばすことができるようになったあたりで、より難易度が高いクラブの練習に移ると良いでしょう。
7番アイアンを購入したら早速打ちっぱなしで練習をすることになります。打ちっぱなしに行くときのポイントについてご紹介します。
打ちっぱなしに行く前に、7番アイアンを購入したからといって安心せず、グローブも自分の手に合うものを購入しておきましょう。グローブはしっかりとグリップするために必要です。グローブをつけないと初心者の場合はスイングした時にクラブが手から離れて飛んでいってしまうこともあるため、きちんと試着した上で手にフィットするものを選んでおいてください。
打ちっぱなしに行くと、全力でボールを打ちたくなるものですが、まずはハーフスイングで練習をすることがおすすめです。軽く打つようなやり方で、50〜100ヤードくらいの飛距離を意識しながら打ちましょう。まずは正しいスイングで、確実にボールに当てられるように丁寧に練習してみてください。
ハーフスイングの状態で安定して打てるようになったら、少しずつスイングを大きくし、飛距離を伸ばせるように練習していくのが効率の良い練習方法といえるでしょう。
ゴルフ初心者はどのクラブを使って練習するのが良いか、ということをテーマに解説してきました。ゴルフを始めた時は、たくさんクラブを揃えたい、またどのクラブを使って練習したら良いかわからないなど悩みはさまざま。そこである程度ゴルフクラブを絞って練習するのがおすすめです。ひとつずつ、着実に身につけて行くのが上達への近道となることもきっとあることでしょう。