ゴルフ保険は定期的な見直しが必要です。これまでよりゴルフをする頻度が増えたり、家族と一緒にするようになったり、家計の負担になっていたりと周囲の環境は少しずつ変化してきます。
見直しをする際には、何を目的にして保険を見直すかがポイントです。
環境などの変化によってゴルフ保険を見直したいと考えている方は、どうして保険を見直したいのかという目的を明確にしてから保険を選ぶようにするといいかもしれません。目的を持たないままで保険を見直そうとすると、ゴルフ保険の数が多くて、自分に見合ったものを選択できない可能性があります。
必要のない補償を付けて高い保険料を支払い続けたり、必要な補償を付けずに事故やトラブルが発生し頭を抱えるような事態になったりするからです。これではゴルフ保険を見直す意味がないので、目的を決めてからにしましょう。
目的別にどのような保険を選ぶといいのか解説していきます。
ゴルフ保険を見直す理由について、5つの例をあげてみました。目的別でゴルフ保険は異なりますので、見直す目的と各保険会社による保険の特性も理解しながら自身に最適なものを見つけてみましょう。
以前よりもゴルフをする機会が増えた方は、現在加入しているゴルフ保険よりも補償内容を手厚くするとよいでしょう。料金プランのランクをひとつ上げるだけで補償金額が高くなり、賠償責任補償の上限もなくなるので安心して「もしものときのリスク」に備えられます。
都度短期間のゴルフ保険に加入している方は、1年単位のものに切り替えましょう。1年単位で提供しているゴルフ保険は短期よりも種類が多く、補償も手厚くなります。ゴルフ保険選びに何を重視するのかなど、自分にものさしを持つことで迷わずにゴルフ保険を選択できます。
クレジットカードに付帯したゴルフ保険は月々の保険料金がかなりリーズナブルなのが魅力的です。クレジットカードに自動的に付帯されている保険と、カード会員限定の追加加入型のゴルフ保険があります。単体で販売されているゴルフ保険よりも補償の充実度に差があり、自動か追加かによって大きく変わります。
自動付帯のタイプの保険は補償内容が充実していますが、年会費も相応のカードです。追加加入型は月々の保険料がリーズナブルなのが魅力ですが、カード会社によって受けられる補償に限度や条件がある場合も。
もう少しゴルフ保険の補償内容を手厚くしたい方は、新たにゴルフ保険に加入することでクレジットカード付帯の保険をカバーできます。現在加入している保険と比較し、補償内容・料金どちらが見合う内容かチェックしましょう。
ゴルフ保険は基本的に「第三者に対する賠償責任」「ゴルファー自身の傷害補償」「ゴルフ用品の損害補償」「ホールインワン・アルバトロス費用」がセットとなっています。クレジットカード付帯の保険も、この4つが組み込まれているので、新たに加入するゴルフ保険については、補償金額がそれほど高くないものを選ぶといいでしょう。また保険会社によって、重複してゴルフ保険を加入する場合は補償されないなどの条件もあるので、必ず確認するようにしてください。
ゴルフ保険には生命保険と同様に、積み立てタイプと掛け捨てタイプの2つがあります。積み立てタイプは基本的に保険料金が高く、月1万円を超えるものありますが、解約時には返戻金が戻ってきて、補償内容もかなり充実しているのが特徴です。
一方、掛け捨てタイプは比較的に低料金で設定されているので、月数百円~2.3千円程度で保険に加入できます。補償内容も保険会社によっては積み立てタイプと同様な補償を持つ商品もあるので、現在加入しているゴルフ保険を軸に比較検討してみるといいかもしれません。
加入している保険が積み立てタイプであれば、掛け捨てタイプにすると保険料がかなり安くなります。掛け捨てタイプを加入している方は、どの補償内容を充実させたいのかを考えてみるといいかもしれません。例えばホールインワン・アルバトロス費用は、どこの各保険会社・プラン共に補償料金はそれほど変わりません。
ですが損害補償や傷害補償、ゴルフ用品損害補償においては各保険会社・料金プランで大きく違ってきます。この3つの補償がさらに充実して、保険料の安いゴルフ保険も中にはありますが、数は少ないです。他人を負傷させた、自身がケガしてしまったリスクに備えて、「損害補償」「傷害補償」の2つが充実して、価格の低い保険の検討をおすすめします。
会社上司や同僚、友人としていたゴルフを、家族も一緒に楽しむなんてこともあります。ゴルフ保険は子供であっても、他人を怪我させたり、子供自身が怪我するケースもあるので加入した方が安心です。ですが個々でゴルフ保険に加入をしてしまうと、それだけ保険料が高くなってしまい、保険によっては年齢条件で子供が加入できない場合も。
数多くあるゴルフ保険の中には、本人型・夫婦型・家族型とプランを選択できるものも存在しており、1人ずつ加入するよりも保険料が安くなります。もちろん補償内容は本人型と変わらないというのが嬉しいです。夫婦や家族でゴルフを楽しむ方は、夫婦型や家族型のあるゴルフ保険を選ぶことで、個々で入るよりも保険料を抑えながら本人型と同じ内容の補償を受けられます。
東京海上日動のゴルフ保険「トータルアシストからだの保険」は年間保険料が5,000円~と安く、この低価格で賠償責任補償が国内外1億円ものゴルフ保険はそれほど多くはありません。ゴルファー自身の傷害補償についてもかなり充実し、ゴルフ用品損害補償とホールインワン・アルバトロス費用が少し抑えられた内容となっています。
補償内容 | プラン1 | プラン2 |
---|---|---|
第三者に対する 賠償責任 |
国内:1億円 海外:1億円 |
国内:無制限 海外:1億円 |
死亡・後遺障害 | 590万円 | 920万円 |
入院保険金日額 | 3,000円 | 5,000円 |
通院保険金日額 | 1,000円 | 3,000円 |
ゴルフ用品の損害 | 10万円 | 20万円 |
ホールインワン・ アルバトロス費用 |
20万円 | 30万円 |
保険料(1年) | 5,300円 | 7,800円 |
楽天損保のゴルフ保険「ゴルフアシスト」は、クレジットカード付帯のゴルフ保険を加入していても入ることのできる保険です。年間保険料が2,750円~加入できるので、新たに加入したとしても金銭的負担は大きくありません。ですが、補償内容によっては両方の補償を受けられません。その点をしっかりと把握してから加入するようにしましょう。
ゴールド | プラチナ | ダイヤモンド | |
---|---|---|---|
賠償責任 | 1億円 | 1億円 | 1億円 |
ゴルフ用品 | 10万円 | 20万円 | 30万円 |
ホールインワン・アルバトロス費用 | 10万円 | 20万円 | 30万円 |
死亡・後遺障害 | 500万円 | 800万円 | 1,000万円 |
入院日額 | 5,000円 | 8,000円 | 10,000円 |
通院日額 | 1,000円 | 1,000円 | 1,000円 |
三井住友海上の「ネットde保険@ゴルフ」は年間保険料が3,000円~と業界でもかなりリーズナブルな料金です。この料金でありながら、基本的な補償も付き、海外でゴルフをした際の補償や、自宅でゴルフの練習などをした際でも補償が受けられます。低価格ながらもこのように充実した補償を持つゴルフ保険は多くはありません。
スタンダードプラン | ||||
---|---|---|---|---|
コース名 | Aコース | Bコース | Cコース | 1週間プラン |
保険期間 | 1年間 | 1年間 | 1年間 | 1週間 |
賠償責任補償 (限度額) |
5,000万円 | 1億円 | 1億2,000万円 | 1億円 |
傷害補償 | 320万円 | 280万円 | 280万円 | 700万円 |
用品補償 | 10万円 | 27万円 | 29万円 | 20万円 |
ホールインワン・ アルバトロス補償 |
10万円 | 20万円 | 40万円 | 15万円 |
一時払保険料 | 3,000円 | 6,000円 | 9,000円 | 1,000円 |
プレミアムプラン | |||
---|---|---|---|
コース名 | Aコース | Bコース | Cコース |
保険期間 | 1年間 | 1年間 | 1年間 |
賠償責任補償 (限度額) |
1億5,000万円 | 1億5,000万円 | 2億円 |
傷害補償 | 390万円 | 400万円 | 450万円 |
用品補償 | 34万円 | 36万円 | 33万円 |
ホールインワン・ アルバトロス補償 |
50万円 | 70万円 | 100万円 |
一時払保険料 | 11,000円 | 14,000円 | 18,000円 |
AIG損保のゴルファー保険は、どのプランを選択しても賠償責任補償が2億円という点がとても魅力的です。また一番安いプランでも傷害補償が500万円というのは、世界展開している保険会社だからこそ実現できるものです。
補償内容 | C | B | A |
---|---|---|---|
賠償責任 | 2億円 | 2億円 | 2億円 |
傷害 | 500万円 | 700万円 | 900万円 |
用品損害 | 10万円 | 20万円 | 30万円 |
ホールインワン・ アルバトロス費用 |
10万円 | 20万円 | 30万円 |
保険料(1年) | 3,550円 | 6,430円 | 9,310円 |
保険料(2年) | 6,760円 | 12,230円 | 17,710円 |
損保ジャパンのゴルファー保険は、パーソナルタイプ(本人型)に加え、加入者の家族のためのファミリータイプ(家族型)があります。保険料金はパーソナルタイプ+ファミリータイプ(1人につきの料金)となります。個々で加入するよりも家族は半額以下で入れるので、手厚い補償を経済的に受けられます。
補償内容 | P1 | P2 | P3 |
---|---|---|---|
第三者に対する 賠償責任 |
3,000万円 | 5,000万円 | 1億円 |
ゴルファー自身のケガ | 734.9万円 | 854.9万円 | 914.9万円 |
ゴルフ用品の損害 | 15万円 | 21万円 | 25万円 |
ホールインワン・ アルバトロス費用 |
20万円 | 30万円 | 50万円 |
保険料(1年) | 5,000円 | 9,520円 | 13,810円 |
保険料(2年) | 7,000円 | 13,300円 | 19,300円 |
保険料(3年) | 10,000円 | 19,010円 | 27,560円 |
補償内容 | P1 | P2 | P3 |
---|---|---|---|
第三者に対する 賠償責任 |
3,000万円 | 5,000万円 | 1億円 |
ゴルファー自身のケガ | 367.4万円 | 427.4万円 | 457.4万円 |
ゴルフ用品の損害 | 7万円 | 10万円 | 12万円 |
ホールインワン・ アルバトロス費用 |
10万円 | 15万円 | 25万円 |
保険料(1年) | 1,900円 | 3,610円 | 5,240円 |
保険料(2年) | 2,590円 | 4,920円 | 7,140円 |
保険料(3年) | 3,470円 | 6,580円 | 9,550円 |