ゴルフクラブはさまざまな種類があり、それぞれ特性があることは知っているでしょう。しかし、どのクラブで打つとどれくらいの飛距離が出るかはっきりと把握されているでしょうか?
この記事では、それぞれのクラブでどれくらいの飛距離が出るのか、平均的な値と初心者の場合の飛距離についてご紹介していきます。自分のスコアと比べてみてください。
まずは飛距離を出すためのクラブである「ウッド」からご紹介します。ドライバーとフェアウェイウッドの2パターンについてご説明します。
まずドライバーについてです。一般男性の場合、平均的な飛距離は「230ヤード前後」となっています。また、女性の場合の平均は「175ヤード前後」。
ご存知のように、ドライバーはゴルフクラブの中でも遠くへ飛ばすことを目的としているクラブです。1打目にドライバーを使うというケースも多いことでしょう。可能な限りドライバーで遠くへ運ぶことにより、それ以降のプレイを有利に進めることができます。
続いてフェアウェイウッドの平均的な飛距離をご紹介します。3Wの場合は一般的な男性の平均的な飛距離は「215ヤード」、女性の平均は「150ヤード」程度が平均値です。
フェアウェイウッドは、ドライバーの次にシャフトが長くてロフト角が小さいという特徴があります。主にフェアウェイ上で使用されることになるクラブですが、ドライバーのように飛距離が必要ないミドルホールのティショットなどに使用する場合もあります。
続いて、ユーティリティの飛距離をご紹介します。5UTの場合は男性ゴルファーの平均飛距離は「170ヤード程度」、女性ゴルファーの場合は「110ヤード程度」が平均の飛距離となっています。
ユーティリティは、他のクラブと比べると比較的まだ新しいクラブであり、「アイアントウッドの良いとこどり」とも言われることも。シャフトがウッドより短く、ヘッドがアイアンよりも大きいという特徴があるクラブです。
このような特徴から、フェアウェイウッドよりも距離は抑えられますが、一般的にアイアンよりも打ちやすいという特性があります。
続いて、アイアンの飛距離についてご紹介します。
ロングアイアンとは、一般的に2番、3番、4番アイアンのことを指しています。中には5番アイアンまでをロングアイアントする人もいます。
たとえば3番アイアンの場合は男性では「180ヤード程度」が平均的な飛距離、女性の場合は「125ヤード」が平均的な飛距離となります。前項で紹介したユーテリティと重なる部分もありますが、どちらを使うかはそのゴルファーの好み。シャフトが長い、クラブヘッドが小さくて軽いなどの特性から難易度が高く、ユーティリティが登場してから使用する人は少なくなったといわれています。
続いてミドルアイアンについてご紹介します。ミドルアイアンは5番から7番アイアンまでを指しますが、8番までをミドルアイアンと定義する場合も。6番アイアンの場合には一般的な男性の場合は「150ヤード程度」、女性ゴルファーの場合は「100ヤード程度」が平均値とされています。
ミドルアイアンは方向性が安定しやすいため、狙った場所にボールを運びたいときに使用するという特性があります。
続いて、ショートアイアンです。一般的に8番・9番以降をショートアイアンと呼んでいます。例えば8番アイアンの場合だと「130ヤード程度」、9番アイアンの場合「120ヤード程度」が平均飛距離。また、女性の場合は8番アイアンで「80ヤード程度」、9番アイアンで「70ヤード程度」が平均です。
ショートアイアンはボールが高く上がりやすいという特徴があり、ラフから脱出する際によく使用されるクラブです。初心者の場合にまず練習するのがオススメとされています。
最後にウェッジの飛距離についてご紹介します。PWの場合は男性で「105ヤード程度」、女性の場合は「60ヤード程度」が平均的な飛距離。また、AWの場合は男性が「95ヤード」、女性の場合は「55ヤード」程度が平均飛距離とされています。
ウェッジは、バンカーから脱出するときやアプローチの際に使用されます。ウェッジの場合は「どれくらいの飛距離か」という感覚を持つことも大切ですが、それと同時に「どの程度のスイングでどのくらい飛ぶのか」といったことを体で覚えておくことも重要なポイントです。
クラブを変えると飛距離が変わりますが、年齢によってもヘッドスピードの平均値が異なるためにどれくらいの飛距離が出せるかといった点が変わってきます。
例えば40歳以下のヘッドスピードの平均値は「44.12m/s」、41〜50歳の場合は「42.16m/s」、51〜60歳の場合は「41.97m/s」となっており、やはり年齢を重ねるとヘッドスピードは落ちる傾向があるようです。