初めてラウンドする際には、当日だけではなく前の日からしっかりと準備をしておくことが大切です。
前日には、忘れ物がないかどうかしっかりとチェックしておきましょう。特に初めてのラウンドの時には、チェックリストをあらかじめ作っておくと安心です。
ゴルフ場やクラブハウスは服装マナーを守らなければいけません。自分が用意した服装がしっかりとマナーに沿ったものなのかを確認しておきましょう。ゴルフ場のサイトなどに服装について掲載されていることもあるので、念のためチェックしておくことをおすすめします。
ゴルフに限らず、待ち合わせ時間に送れないのがマナー。特にゴルフはスタート時間が決められていますし、移動に公共交通機関を使う場合には1本電車やバスを逃しただけでとても焦ることになってしまうかもしれません。時間に余裕を持って移動するようにしてください。
ゴルフ場についた後も、時間に余裕を持って行動を。スタート時間ギリギリではなく、余裕を持って10分前にはティーインググラウンドにいるようにするとスマートです。
続いて、ラウンド中に気をつけておきたいマナーについてご紹介します。
まず、「打つ人の邪魔をしない」というのが大前提。ショットの途中で声をかけたりすると集中力が途切れてしまいますので、ほかの人が打つ時には静かにするのがマナーです。ほかの先輩のショットを見ることで、上達につながることもあるかもしれません。
ショットの際には、前方に人がいないことを必ず確認してから。万が一打ったボールが人に当たると怪我をしてしまう可能性が非常に高いです。まずは周りを見渡して、安全であることを確認してから打つことが大切です。
「コース内ではタバコを吸わない」は基本のマナーです。クラブハウスの中に喫煙できる場所を設けていることもありますので、喫煙する人はあらかじめ確認しておきましょう。
ボールを打とうとしている時にほかの人の携帯電話がなると、集中力が途切れてしまいます。ほかの人に迷惑をかけないためにも、携帯電話はマナーモードにするか電源を切っておくようにしてください。また、電話が鳴った場合には、急ぎの用事でない限りあとでかけ直すようにするとスマートです。
続いて、グリーン上で気をつけておきたいことについてご紹介します。
グリーンの上ではだらだら歩かないようにしましょう。特にスコアをメモしながら歩くのはNG。ただし、グリーン上は走らないように気をつけてください。
グリーンにボールが落ちた時の衝撃で付く跡を「ボールマーク」と呼びます。グリーンに行った時には必ずボールマークがついていないか確認し、もし自分がつけたものではなくても見つけた場合には積極的に直すようにしましょう。
ボールの周りをむやみに歩いてしまうと、微妙にラインを変えてしまうことがあるため注意。また、ほかの人のラインを踏まないようにすること、グリーン上は足を引きずって歩かないようにするのも大切です。
「バンカー」「ウォーターハザード」「ラテラルウォーターハザード」をまとめてハザードと呼んでいます。ここでは特にバンカーに関して覚えておきたいマナーについてご紹介します。
バンカーに入る時には、低くなっているところから入ると安全です。逆に高いところから入ると、土手の砂が削れてしまうために芝を痛めることあるため注意。また、転んでしまい怪我をする可能性もありますので、低いところから安全に入るようにしましょう。
バンカーに入ると足跡がつきますし、ショットの跡もつきます。そのため、「バンカーレーキ」と呼ばれる道具を使って砂を鳴らしてからバンカーを出るのがマナー。足跡やショットの跡がついたままだと、後の組の人たちに迷惑がかかってしまうため、必ずならしてから出るようにしてください。
この記事では、ゴルフ初心者が初めてラウンドする際に気をつけておきたいことについてご紹介しました。
さまざまな面に気を配らなければならないため緊張するかもしれませんが、何度か繰り返してプレーするうちに慣れてきます。「こんな時はどうしたらいいのだろう」と迷ってしまった場合は、一緒にラウンドしている先輩ゴルファーに聞いてみましょう。きっと参考になるアドバイスをもらえるはずです。