初めてプレーするとき、なるべくゴルフ用語を覚えておきたいと考える人もいるでしょう。しかし、ゴルフ用語は非常にたくさんあるため、いきなり全てを網羅するのは不可能。そこで、初心者が覚えておきたい用語をまとめましたので、参考にしてみてください。
まずは、ゴルフコースに関連する用語をご紹介します。
「カップ」とも呼ばれ、ボールを入れるためにグリーン上に開けられた穴のこと(直径108mm以下、深さ100mm以上)。また、「1番ホール」など、コース内のホールナンバーを指すこともあります。
正式名称は「パッティンググリーン」。パッティングをするために芝がきれいに刈り込まれたエリアのこと。
「ピンフラッグ」とも呼ばれる、ホールの位置を表すために立てられている旗ざお。
コース上中央からグリーン上に続いている、芝が短く刈られた芝生ゾーン。
フェアウェイの外側にある、長い芝が生えている場所。
砂地のハザード(コース上に設置された障害物)。
長く伸びた芝がある場所。ペナルティなどはなし。
ティーショットを打つ場所のこと。一般的な「レギュラーティ」のほか、その後方に設置された「バックティ」、女性用の「レディスティ」があります。
コース上に設置された、池や川、水路など。2019年1月1日のルール改正から「ペナルティエリア」に呼称が変更されています。
コースごとに定められた「規定打数」のこと。
「アウト・オブ・バウンズ」の略。プレイ禁止区域を指し、この場所に打ち込んでしまうとペナルティが与えられます。
ゴルフ用具も非常にたくさんの種類があります。ここでは、ゴルフ用具に関連する用語をご紹介します。
1番ウッドのことで、最も飛距離が出るゴルフクラブを指します。
主にフェアウェイからのセカンドショット以降で使用するゴルフクラブ。
フェアウェイウッドとアイアンの中間に位置するゴルフクラブ。
ヘッドが金属製(チタンやステンレスなど)のクラブをアイアンと呼びます。「ショートアイアン」は9番アイアン・サンドウェッジ・ピッチングウェッジの総称、「ミドルアイアン」は6番・7番・8番アイアンの総称、「ロングアイアン」は3番、4番、5番アイアンの総称です。
ピンまで100ヤード以内だったり、グリーン周りなど、短い距離のアプローチショットで使うゴルフクラブ。
グリーン上でボールを転がすためのクラブのこと。パターでボールを転がすことを「パット」「パッティング」と呼びます。
ティーショットを打つティーイングエリアの範囲を決めるために使う目印。2つで1組になっています。「ティマーク」とも。
グリーン上にボールが落ちたときにできてしまったへこみ(ピッチマーク)を修復するために使う道具。
グリーン上で、自分のボールの代わりに置くもの。他のプレイヤーの邪魔になりそうなときに使用します。
続いて、まず知っておきたいゴルフに関連するルールやマナーに関連する用語をご紹介します。
球が物理的に打てない状況に陥ったり、球をなくすなどして救済を受ける場合や、ルール違反の行為をした時などに課されるもの。
ウォーターハザード以外の障害物周辺(木の根元など)にボールが落ち、自身がプレー不可能と判断した場合に行う宣言のこと。1打ペナルティを加えた上で、救済措置を受けることができます。「アンプレ」とも言います。
OBなどの可能性がある場合に、打ち直しに戻る時間を短縮するために仮で打つ球のこと。最初の球があった場合はカウントされません。
自分が打った球を無くしてしまうこと。通常は5分以内に球が見つからない場合はロストボールとされます。
真っ直ぐに立ち、腕を肩の高さまで上げて伸ばした状態から手に持ったボールを落とす行為。救済措置を受ける際などに使用します。
ルールに従って拾い上げたボールを、もともとあった場所に置き直すこと。
間違って他の人のボールを打ってしまうこと。
全てのホールの合計スコアで勝敗を競う試合形式。
ホールごとの打数で勝敗を競う試合形式。
最後に、プレーに関する用語をご紹介します。
ゴルフボールを打つ構え。
ティーグラウンドから打つ、各ホールの1打目を指します。
打ったボールに回転がかかり、右に曲がってしまうこと。
打ったボールに回転がかかり、左に曲がってしまうこと。
ボールを打つ際に、手前の地面を叩いてしまうこと。
パターでボールを転がすこと。
「チップショット」とも。グリーン周辺からホールを狙って打つショットのこと。
クラブのフェース面がボールに当たる瞬間のこと。きれいなショットを打つためには、インパクトをきれいに決めることが大切。
さまざまなゴルフ用語をご紹介しましたが、これはまだほんのひと握り。全ての用語を一気に覚えることは不可能なので、徐々に覚えていくことにしましょう。プレー中にわからない用語が出てきたら、恥ずかしがらずに周りの人に聞くことで、だんだんと覚えていけるはずです。